江ノ電と台湾平渓線のコラボ、1年延長

鉄道 企業動向
台湾鉄路管理局の平渓線が1日自由に乗り降りできる「平渓線一日週遊券」。江ノ電のフリー切符「のりおりくん」の使用済み券を台北駅などで提示すると、無料で引き換えることができる。
台湾鉄路管理局の平渓線が1日自由に乗り降りできる「平渓線一日週遊券」。江ノ電のフリー切符「のりおりくん」の使用済み券を台北駅などで提示すると、無料で引き換えることができる。 全 2 枚 拡大写真

藤沢(神奈川県藤沢市)~鎌倉(鎌倉市)間の鉄道路線を運営している江ノ島電鉄(江ノ電)と、台湾の在来線を運営している台湾鉄路管理局はこのほど、両者が実施している交流キャンペーンを1年間延長することにした。

両者は2013年4月23日、観光連携協定を締結。同年5月1日から「乗車券交流キャンペーン」を始めた。使用済みの江ノ電の1日フリー切符「のりおりくん」(4月1日以降、大人600円)を台湾の台北駅か瑞芳駅で提示すると、台湾鉄路の平渓線で運行されている区間車(普通列車に相当)を利用できる「平渓線一日週遊券」(大人52台湾ドル=約176円)と無料で交換できる。逆に「平渓線一日週遊券」の使用済み券を江ノ電の藤沢・江ノ島・鎌倉各駅で提示した場合も、江ノ電の「のりおりくん」に交換できる。

平渓線は、台北近郊の三貂嶺駅(新北市瑞芳区)から菁桐駅(平渓区)までの12.9kmを結んでいる鉄道路線。渓谷地帯を走るローカル線として人気が高い。同線で運行されている列車は三貂嶺駅で接続している宜蘭線に乗り入れており、「平渓線一日週遊券」で利用できる範囲も宜蘭線の瑞芳駅(新北市瑞芳区)から菁桐駅までの20.0kmとなっている。

キャンペーン期間は当初、今年3月31日までの予定だったが、好評であることから2015年3月31日まで延長することにした。現在までのキャンペーン利用者は双方で3700人以上に及ぶという。

《草町義和》

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