MH370便、マレーシアボイコットの声も…中国人著名人などが同調、マ国内からは反発
エマージング・マーケット
東南アジア

臆測も含めたメディア報道に煽られる格好で中国国内ではマレーシア批判の声が拡散、これに油を注ぐように著名スターなどもブログなどにマレーシア批判を書き込んでおり、中にはマレーシアに関するすべてをボイコットすべきといった過激な声も上がっている。原因がはっきりするまで謝罪を控えるとのマレーシア側の姿勢も反発油を注ぐ結果となっているようだ。
飛行コースを変更して通信を切ったまま半島を横切ったとされるMH370便にスクランブルをかけなかったなど、事件発生前後のマレーシア軍や情報当局の機能不全を指摘する声は多い。ただ安全保障に関わるために衛星やレーダー情報の提供を周辺各国が出し惜しんだことが混乱を招いた感は否めず、マレーシア当局だけを標的に「情報隠し」を批判するのはおかしいという不満がマレーシア側にはくすぶる。
こうしたことを背景にマレーシアのブロガーから中国側の過激な批判に対する反発の声が出ており、連日ソーシャルネット上を賑わせている。在マレーシア中国人留学生の間からも「ボイコット呼び掛けは何の解決にもならない」と批判する声があがっている。
一方、双方対立の様相に懸念を示すマレーシア華人商工会議所(中華工商聯合会、ACCCIM)は、中国側の批判に不満を募らせるマレーシア・ブロガーに対し、中国側の態度に過度に反応しないよう自重を求める声明を出した。
《伊藤 祐介》
【注目の記事】[PR]
ピックアップ
アクセスランキング
- トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
- 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
- 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
- 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
- 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
- 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
- V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
- 【ヤマハ YZF-R25 試乗】街では優しく、峠では刺激的。熟成された250ccスポーツの「二面性」…伊丹孝裕
- 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
- トヨタ、新プロジェクト予告…センチュリーやダイハツなど5ブランドが参画