【新聞ウォッチ】きょうから消費税8%、豊田名誉会長の「私の履歴書」もスタート

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豊田章一郎氏
豊田章一郎氏 全 1 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年4月1日付

●消費税きょう8%、社会保障財源に(読売・1面)

●さよならジャンボ(読売・37面)

●GMリコール500万台に拡大(朝日・7面)

●フォード工場跡、三菱自が新工場、フィリピンの生産拡大(朝日・7面)

●消費税8%どうなる反動減、家計、負担増に不安(毎日・8面)

●数字は語る、880,000台、新車販売の落ち込み見通し(産経・11面)

●東南アジア車生産で格差、ベトナム、現代自の新工場白紙、タイ、ホンダ小型車を増産(日経・9面)

●「軽」快走どこまで、増税の逆風、個性で突破へ,期待の新型将来占う(日経・11面)

●ハイブリッド車「CR-Z」ホンダ、欧州販売終了(日経・13面)

●私の履歴書,豊田章一郎、創業の精神(日経・40面)

ひとくちコメント

新年度のスタートと同時についに消費税率が5%から8%へ引き上げられた。1997年4月以来、17年ぶりの増税である。国民の負担増は消費増税ばかりではない。国民年金など社会保険料も引き上げになる。

きょうの各紙も,読売、朝日、東京の3紙が1面トップで「消費税8%スタート」と報じているが、「社会保障の財源に」と明記した読売に対し、東京は「理念忘れた8%」として、「社会保障充実果たせず負担先行と」のサブ見出しである。

問題は増税後の景気動向である。駆け込み需要の反動に直面した自動車業界だが、産経は「下手に動いて経営体力を消耗するより、しばらくじっと我慢して、反撃の機会をうかがうしかない」と、ある自動車大手幹部もあきらめ顔だと伝えている。

「あきらめ顔」といえば、自動車各社の新車発表なども少なくなり、自動車関連のニュースが減ったようにも思える。そんな中、日経の最終面の「私の履歴書」は、きょうからトヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長が寄稿している。

文中、豊田氏は、これまで執筆を断ってきたのは「私の前に経団連会長を務められた平岩外四さんもお書きにならなかった」との理由を明かしたうえで「トヨタではこれまで石田退三、神谷正太郎、加藤誠之、豊田英二の4人の先輩が書いている。英二さんは半分まで書いて、残りは機会があれば、また書くと言っていたが、昨年亡くなり,それもできなかった。私が書かないと次の方が書きにくいだろうと思い、今回筆をとることにした」と記している。

きょうから1か月間、豊田名誉会長が歩んだ喜怒哀楽の89年の人生で、どんな名場面が綴られるのか興味津々である。

《福田俊之》

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