世界最大の新車市場、中国でトップシェアを誇る欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループ。同社が中国において、さらなる工場の建設を計画していることが分かった。
これは3月28日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「中国合弁の第一汽車(FAW)との間で、生産能力の増強で合意した」と発表している。
フォルクスワーゲングループと第一汽車は、中国合弁の一汽フォルクスワーゲンを設立。1991年、吉林省の長春工場において、『ジェッタ』の生産を開始した。現在では、フォルクスワーゲン車やアウディ車を組み立てている。
今回のフォルクスワーゲングループの発表によると、一汽フォルクスワーゲンが中国に新たな工場を建設し、生産能力を拡大する計画。現時点では、工場の建設場所は決定していないという。
2013年、フォルクスワーゲングループは中国で年間300万台以上を販売。同社は2018年までに、現地生産能力を400万台以上へ引き上げる目標を掲げている。