JAXA、新型基幹ロケットを開発する民間事業者、三菱重工業に決定

宇宙 企業動向
新型基幹ロケットの案(出典:JAXA)
新型基幹ロケットの案(出典:JAXA) 全 1 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新型基幹ロケットの開発と開発したロケットの打ち上げ輸送サービス事業を行う民間事業者(プライムコントラクタ)として三菱重工業に決定したと発表した。

新型基幹ロケットは、現在の日本の基幹ロケットであるH-IIA、H-IIBロケットをリニューアル、民間の力を活用して打ち上げ費用を半減させることなどによって、使いやすさを大幅に向上、2020年代以降の日本の宇宙輸送を担うとともに、高い国際競争力をもって衛星打ち上げ市場への本格参入を目指す新しいロケット。

JAXAでは、2月27日から新型基幹ロケットの開発と、打ち上げサービスを行う民間事業者を公募、応募資格要件の確認、提案にあたっての要求事項への適合性を評価した結果、三菱重工に決定した。

新型基幹ロケットは、全シリーズにわたって中央の液体ロケットを共通仕様とし、製造や運用を効率化する。静止トランスファ軌道(GTO)への打ち上げでは、固体ブースタを装着することで、多様なニーズに対応する。

JAXAは今後、2020年度の試験機打ち上げを目指し、2014年度当初から三菱重工を中心とする民間事業者と協力して、新型基幹ロケットの開発に着手する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る