横浜市営地下鉄、営業列車を「回送運転」

鉄道 行政

横浜市交通局は4月2日、本来は営業運転すべき列車を誤って「回送運転」したと発表した。

「回送運転」したのは、市営地下鉄グリーンライン川和町駅(横浜市都筑区)を5時13分に発車する中山行き。車両基地とつながっている川和町駅からグリーンライン終点の中山駅(緑区)までの1駅だけ走り、同駅到着後は折り返し5時20分発の日吉行きになる。

4月2日は車両基地を出庫して川和町駅の3番線ホームに到着。本来はドアを開けて利用者を乗せなければならないところ、ドアを開けないまま川和町駅を発車して中山駅に向かった。折り返しの日吉行きは通常通り営業列車として運行している。その後、運転士が乗務管理所に戻り、助役への報告時に「回送運転」が判明した。

同局によると、川和町駅に設置しているテレビモニターの画像からは利用者が確認できず、同駅の駅員に対しても利用者から「乗車できなかった」との申し出がなかったことから、利用者への実質的な影響はなかったとみられる。

川和町5時13分発の中山行きは、以前は回送列車として運転されていたが、3月29日のダイヤ改正から利便性向上策の一環として営業運転に変わった。交通局は「当該運転士が回送運転であると思い込んだ」ことが原因とし、全ての運転士に対し周知事項の徹底を図るとしている。

《草町義和》

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