GM の大規模リコール、米国で公聴会…CEOが謝罪

自動車 社会 政治
公聴会に出席したGMのメアリー・バーラCEO
公聴会に出席したGMのメアリー・バーラCEO 全 1 枚 拡大写真

北米を中心にしたGMの大規模リコール問題。4月1日、米下院エネルギー商業委員会において、この問題の公聴会が開かれた。

公聴会には、GMのメアリー・バーラCEOが出席。公聴会の冒頭、同CEOは、「今回のリコールの影響を受けた全ての人々、とくに家族や友人が死傷した人々に、心からお詫びする」と述べ、謝罪した。

GMの大規模リコールは、過去に販売されたGM車のエンジン点火スイッチの不具合が原因。GMはこの不具合を10年前に把握しながら、顧客や米当局への情報開示を最近まで怠ったとされる。その結果、当該車両に乗車中の事故でエアバッグが展開せず、13名が死亡している。

公聴会での質問は、GMがこの不具合をどの時点で認識していたのか、そして組織的な隠ぺいはなかったのか、という点に関心が集まった。

バーラCEOによると、GMの担当部門は2002年には、部品の不具合を把握していたという。また、組織的な隠ぺいの有無に関して、バーラCEOは、「自身がこの問題を知ったのは、CEOに就任する直前の2013年末」と証言。さらに、「詳細は現在、社内で調査中のため分からない」と明言を避けている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  5. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る