【東京モーターサイクルショー14】レジェンドチームを結成し2チーム体制で鈴鹿8耐制覇に挑むヨシムラ

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東京モーターサイクルショー14 ヨシムラブース
東京モーターサイクルショー14 ヨシムラブース 全 20 枚 拡大写真

二輪・四輪パーツメーカーのヨシムラ。昨年の鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下、鈴鹿8耐)では、レース中に転倒しながらも猛烈な追い上げにより2位表彰台を獲得したのは記憶に新しいが、ヨシムラ創業60周年の今年は2台体制で鈴鹿8耐に挑む。

チームは今シーズン、MFJ全日本ロードレース選手権に参戦する津田拓也選手にジョシュ・ウォーターズ選手という昨年と同じタッグで挑む「ヨシムラスズキシェルアドバンス」に加えて、「Legend of ヨシムラスズキシェルアドバンス」として、同社社長の吉村不二雄氏を監督に、昨年の鈴鹿8耐ではブランクを感じさせない走りで会場を盛り上げたケビン・シュワンツ選手と、1985~1986年のMFJ全日本選手権TT F-1チャンピオンの辻本聡選手がコンビを組む。この二人は1986年の鈴鹿8耐でもヨシムラチームでタッグを組み3位表彰台を飾っており、まさにレジェンドチームの結成なのである。

東京モーターサイクルショー14の会場で行われたヨシムラのトークショーで「ヨシムラスズキシェルアドバンス」チーム監督の加藤陽平監督は「2003年が自分にとって初めての8耐だったのですが、その時から他のレースと違うものを感じていた。結果は負けたことの方が多いし、歯が立たなかったこともたくさんあったが、鈴鹿8時間耐久という舞台で我々がスズキと共にホンダにぶつかる。これが製品開発とともにヨシムラのチャレンジ精神を育み、ヨシムラのベースとなっている。8耐は我々にとって非常に大切なもの」と鈴鹿8耐について述べた。

津田拓也選手は昨年の激闘に触れ「未だに2013年のDVDを見ると自分にイライラする。それを今年は良い思い出に変えたい。去年の失敗を繰り返さずに、去年の自分を大きく越えるのが目標。それができれば1位になれる。2014年のDVDは何回見ても気持ちよくなれるようにしたい」と2014年の戦いの意気込みを述べた。

今年のWSB(スーパーバイク世界選手権)開幕戦レース1において、ヨシムラがエンジン・マフラーを供給するチーム「VOLTCIM CRESCENT SUKZUKI」所属のユージン・ラバティ選手が1位を獲得。この勢いそのままに、世界と日本の二輪レース界をヨシムラは盛り上げいく。

《橋本 隆志》

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