WRCラリーポルトガルの第2レグが行われた4月4日、フォード『フィエスタRS』を駆るミッコ・ヒルボネンは、最終ステージで2番手となったオット・タナクを3秒7差で凌ぎ、さらにVWのセバスチャン・オジェをさらに2.8秒後方の3番手に抑えてリードを獲得した。
ヒルボネンは今朝の3つのステージでは9秒の中にひしめいた6人のドライバー達のグループの中の1人だった。ヒルボネンはこの日ソフトタイヤを選択したが、午後に路面は予想より早く乾き始める。タイヤの摩耗でチャンスを逃すのではないかと見られたが、ハードタイヤを選んだオジェよりも優れたパフォーマンスを発揮してトップに躍り出た。
「タイヤは最終ステージでかなり摩耗したが、先頭に立てたことは素晴らしいね。オジェはこの状況を幸せに思ってはいないだろう。だから彼は明日、ハードにアタックしてくるはずだ」とヒルボネンは気を引き締めた。