マツダ アテンザ 先代、米国で追加リコール…原因はクモの巣

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先代マツダ6 北米仕様(日本名:アテンザ)
先代マツダ6 北米仕様(日本名:アテンザ) 全 1 枚 拡大写真

マツダの主力車種のひとつ、『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)。同車の先代モデルが、米国で追加リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。

これは4月4日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。マツダの米国法人、北米マツダから、先代アテンザの追加リコールの届け出を受けたと公表している。

このリコールはもともと、北米マツダが2011年3月に公表していたもの。米国で製造された『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)について、燃料の通気管に「イエローサックススパイダー」と呼ばれるクモが巣を張るトラブルが発生。

北米マツダは「最悪の場合、空気の通りが悪くなることでガソリンタンク内の圧力に異常をきたし、燃料タンクに亀裂が入るなどして火災を起こす恐れがある」として、2009-2010年モデル約5万2000台のリコールを届け出ていた。

今回、北米マツダはこのリコールを、2010-2012年モデルにも拡大すると発表。対象となるのは、2009年9月から2011年5月にかけて生産された2.5リットルエンジン搭載車。米国で販売された約4万2000台が、追加リコールに該当する。

なお北米マツダは、燃料の通気管をチェックし、クモの巣が見つかった場合、部品を交換。前回のリコールでは、通気管にクモの侵入を防ぐカバーを取り付ける対策を講じていたが、今回はエンジンコンピューターのプログラムの書き換えも行う予定。

《森脇稔》

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