クライスラー/ジープ郡山開業…4ブランド取り扱いはパイロットケース

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フィアット郡山・アルファロメオ郡山ショールームオープン、
フィアット郡山・アルファロメオ郡山ショールームオープン、 全 10 枚 拡大写真

フィアットクライスラージャパングループの主要ブランド全てが揃う、最大級のショールームが4月12日に、福島県郡山市にオープンする。

そのショールームはホウセイが手掛ける、クライスラー郡山/ジープ郡山、フィアット郡山/アルファロメオ郡山だ。

オープニングセレモニーに駆けつけた、フィアットクライスラージャパン代表取締役社長兼CEOのポンタスヘグストロム氏は、このショールームについて、「この地域のファイティングスピリット、そして2011年3月の震災からの復興に向けた渡邉社長の不屈の精神の象徴だ」とコメント。

ヘグストロム氏は、2011年4月に、被災したショールームで渡邉社長と会ったという。「目のあたりにした壊滅と絶望の様相を今でも覚えている。果たして事業継続が可能なのか、中期的な影響はどのような規模になるのか、と考えざるを得ない状況だった」と当時を振り返る。

そして、「3年が経過し、渡邉社長の素晴らしいリーダーシップの下でホウセイの事業は順調だ。この2年間、フィアットとアルファロメオの年間販売台数は着実に伸長を見せ、今年は新記録達成に向かって順調に進んでいるようだ。さらに、昨年8月のクライスラー・ジープビジネスへの事業拡大も、成功を収めている」と評価した。

ヘグストロム氏はこのショールームについて、「震災で大きなダメージを受けてしまったフィアット郡山・アルファロメオ郡山ショールームを建て直す際、ちょうどその時に我々もクライスラー・ジープのビジネスも一緒にやらないかと話をしていたので、それであれば一緒にやろうと決まった。凄くタイミングに恵まれていたのだ」ときっかけを話す。

また、「これだけの規模の統合したショールームは初めてなので、我々としてもパイロットケースとして見ていきたい。納車スペースやパーキング、2階のラウンジなど、我々がほかのディーラーに勧めたり、提案をしたいところがたくさんあるので、そういったところの使われ方を見ていきたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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