注目の新ブランド、トンプソン・シリウス2.0試乗 懐の深さが際立つミドルモデル

自動車 ニューモデル モビリティ
トンプソン・シリウス2.0
トンプソン・シリウス2.0 全 67 枚 拡大写真

「オランダ~ベルギー・フランダースin東京散走」への参加のため、ベルギーの老舗メーカーであるトンプソン・シリウス2.0を試乗した。

【画像全67枚】

イベント主催社がベルギー大使館、同観光局などでもあり、それにゆかりのあるバイクに乗っての参加は否応なくモチベーションを上げてくれる。

意外な受容性

シリウス2.0はミドルグレードに位置しているが、風貌からはレーシーな印象を受ける。主要パーツはデフォルトでアルテグラ使用、パーツにもリッチーやデダのミドルグレード以上のものが使われていて、そのまま競技に出てもおかしくなく、サイクリング主体のホビーレーサーとしては気おくれしてしまうスペックだったが、乗り出してみての印象は全く違うものだった。

特徴的な三角形のダウンチューブと太めのチェーンステーは踏み込む力をダイレクトに地面に伝えてくれる感覚がある。それでいて一般道の舗装の荒れた部分でも突き上げ感がな、く腕や腰に普段感じるような疲労が降りた時に感じられない。踏み出しの軽さは信号の多い都内でも発車時にストレスなく望む速度に達し、ちょっとした登りでもいつもの感覚より1~2枚重いギヤを選択できる。

街乗りにもなじむ

そして、疲れを感じさせない軽いフレームは乗り手のベストな状態を維持し普段より頑張った走りのままロングライドに出かけることができると思う。

試乗したイベントは10kmほどのほぼフラットなコース設定だったが、都心を走るため速度にもムラが出がちだが、軽い走りと車重のおかげで軽快に走ることができた。

日本ではまだ珍しいバイクだがベルギーでは有名で、会場にいるとたくさんのベルギーの方に声をかけていただき、中には記念写真まで撮っていくほどの人気だった。

《高橋智宏@CycleStyle》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  2. 日産『キャシュカイ』の新型e-POWER、燃費15%改善でセグメントトップレベルに…独ADACがテスト
  3. 「就職人気企業ランキング」総合トップは8年連続で伊藤忠商事、トヨタは42位に後退[新聞ウォッチ]
  4. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  5. 日産版の三菱アウトランダー!? 北米発表に「まんまやんけ!!」「かっこよ!」など日本のファンからも反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る