独ランクセス、ブラジルに自動車用ハイテクプラスチック工場を開設

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ブラジル ポルト・フェリース新工場
ブラジル ポルト・フェリース新工場 全 2 枚 拡大写真

ドイツの化学大手ランクセスは10日、ブラジル南東部サンパウロ州ポルト・フェリース(Porto Feliz)の自動車用ハイテクプラスチック工場を開所した。

この新工場の総投資額は約2000万ユーロ(6200万レアル、約21億2000万円)。当初の生産能力は年間2万tで、50人の新規雇用が創出されるという。

新工場では、ポリアミド(PA)ベースのエンジニアリングプラスチック「Durethan」とポリエチレンテレフタラート(PBT)ベースのエンジニアリングプラスチック「Pocan」を生産する。

これらの自動車用ハイテクプラスチック素材を利用した自動車部品の採用により、車両の軽量化が実現し、大幅な燃費の改善とCO2の排出量の削減に加え、コスト削減が達成でき、デザインの自由度と安全性も高まるという利点もある。

同社の自動車用ハイテクプラスチック素材で製造される主な自動車部品は、ドアハンドル、バンパー、フロントエンド、ケーブルコネクター、クーリングパイプなど。

同社は、ブラジル国内の7拠点で約1100人を雇用。ポルト・フェリースの従業員数は310人に上る。

ランクセスは2012年から世界のハイテクプラスチックの生産能力を増強。ベルギーのアントワープでも新PA工場を建設中で完成が間近に近づいており、アントワープの新PA工場は年産能力9万tで第3四半期(7~9月)から稼働する予定。

《山内 博》

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