フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは4月16日(日本時間4月16日夜)、米国で開幕するニューヨークモーターショー14において、2015年モデルの『ジェッタ』を初公開する。
現行ジェッタは2010年6月に発表。デビューから約4年を経て発表される2015年モデルは、現行型にとって初の大幅改良車。ジェッタは米国では、『パサート』と並ぶフォルクスワーゲンの主力車種。2013年は14万1259台を販売。パサートの10万9652台を上回り、最量販車に君臨している。
2015年モデルでは、外観を大幅に変更。フロントは、グリルやヘッドライト、バンパーのデザインが見直され、表情を一新する。パサートと共通イメージのフロントマスクを手に入れた。オプションで、LEDデイタイムランニングライト付きのバイキセノンも設定。リアは、テールライト、トランクリッド、バンパーが新しい。エアロダイナミクス性能の向上も果たす。
室内は、中/上級グレードのダッシュボードやメーターに、クロームアクセントを採用。マルチファンクションディスプレイも選択できる。「スポーツ」グレードには、新デザインのステアリングホイールを装備。新デザインの空調操作部やピアノブラックアクセントも導入し、シートの素材や色も見直した。
メカニズム面では、ターボディーゼルエンジン「TDI」新世代に。直噴2.0リットル直列4気筒TDIは、「EA288」型と呼ばれる最新版。最大出力は150ps。燃費は最大8%引き上げられた。フォルクスワーゲンオブアメリカは、「クラスで最も燃費性能に優れるエンジンのひとつ」と説明している。