資源エネルギー庁、表層型メタンハイドレートの調査を開始…調査海域を拡大

船舶 行政

資源エネルギー庁は、表層型メタンハイドレートの資源量把握に向けた調査を継続すると発表した。

2014年度は、広域地質調査の実施海域である隠岐周辺、上越沖、最上トラフ、日高沖に向けて、4月16日に調査船が鳥取県境港を出港し、調査を開始した。

メタンハイドレートとは、メタンと水が低温・高圧の状態で結晶化した物質。日本周辺海域で相当の量が存在していることが見込まれており、将来の天然ガス資源として期待されている。

日本周辺海域に存在するメタンハイドレートは、表層型と砂層型があるが、主に日本海側で確認されている表層型は、政府が策定した「海洋基本計画」に基づき、2013年度から資源量把握に向けた調査を開始している。

今年度は、昨年度の調査海域を拡大するとともに、有望地点で、地質サンプルの取得も実施する予定。広域地質調査の期間は6月15日まで。船舶には、芙蓉海洋開発の「第七開洋丸」を使用する。調査では、船底に設置された機器から音波を発信することで、海底の地形や海底直下の地質構造を把握する。

広域地質調査や、有望地点で地質サンプルを取得するなどした調査結果を踏まえ、今後、資源回収技術についての調査も行う予定。

《レスポンス編集部》

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