JR東海、中央新幹線の環境影響評価書を提出

鉄道 企業動向

JR東海は4月23日、中央新幹線東京都~名古屋市間(2027年開業予定)の環境影響評価書を作成し、国土交通大臣に送付したと発表した。環境影響評価法に基づく手続きの一つ。

中央新幹線の環境影響評価手続きでは2013年9月、同新幹線の建設・営業主体であるJR東海が環境影響評価準備書を作成し公告。翌10月以降、沿線自治体の環境審査会などで審議された。今回の評価書は、この審議などで沿線都県の知事から出された600件を超える意見を踏まえた上で作成された。

同社によると、今回の評価書では非常口の設置が想定される範囲や、中央新幹線の予定ルートと文化財との位置関係などについて、文章による説明に加えて図も追加して「分かりやすく記載」したという。事業開始後に実施する事後調査やモニタリングの内容も具体的に記載した。

このほか、トンネルの掘削工事などによって発生する土(発生土)について、発生土の活用の基本的な進め方や、新たに発生土置き場を設置する場合の環境保全の方法を具体的に記載した。

評価書の提出を受けた国交相は今後、4月23日から90日以内に評価書に対する意見を出すことになる。JR東海は国交相意見を踏まえた上で評価書を補正し、国交相と関係自治体に送付するとしている。

《草町義和》

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