ボルボ、V40初の限定車2車種を発表…多様化ニーズに応える

自動車 ニューモデル 新型車
ボルボ・V40クロスカントリー T4 Nordic
ボルボ・V40クロスカントリー T4 Nordic 全 8 枚 拡大写真

ボルボ・カー・ジャパンは、ボルボ『V40』初の限定車、『V40クロスカントリー T4 Nordic』(380万円)と、『V40 T4 SPORTS』(379万円)を発表した。いずれも200台限定。

同社マーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也さんは、V40を導入して約1年が経過。その実績について、「2013年度(2013年4月~2014年3月)の輸入車ブランドのトップ10(日本メーカーを含む)では、ボルボが6位(1万8223台 JAIA調べ)。前年同期比の約30%増という成長だった。この大きな原動力のひとつがV40だ」と話す。

日本の輸入車市場は、「フォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、BMW、アウディの4ブランドだけで8割以上を占める特異な性質で、日本の輸入車イコールドイツ車というイメージといえるだろう」と述べる。その状況下でV40は、「海外メーカーのモデル別トップ10(日本メーカーは除く)の中で唯一非ドイツブランド車として9位にランクインしている(10,294台 JAIA調べ)」と好調であることを強調し、「市場にV40シリーズが受け入れられて普及したといえる」とする。

そして、今回の限定車は、「V40導入から1年が経過し、販売も好調で多くのユーザーに検討してもらえるようになった。そこで、様々なニーズや要望に応えられるようにすることと、人と違った自分だけの個性的なV40を選びたいというニーズに応えられるようにするため」と導入の経緯を語った。

V40クロスカントリー T4 Nordicは、日本に導入しているクロスカントリーでは初のT4エンジン(1.6リットル4気筒ターボエンジン180馬力)のFFモデルで、シルバー仕上げの専用17インチアルミホイールを装着。ナビゲーションパッケージと助手席パワーシートが装備される。エコカー減税対象車だ。

V40 T4 SPORTSは、V40 T4 SEをベースに、専用のサイドとリアのディフレクターやディフューザー、エンドパイプダブルなどの“エクステリア・スタイリング・キット”を装備。インテリアではセンタークラスターにシルバーと赤のストライプが入る。また、18インチ鍛造アルミホイールYmir(ユミール)が装着されるほか、ナビゲーションパッケージ、リアビューカメラ、PPC/キーレスドライブなどが標準装備となる。こちらもエコカー減税対象車だ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る