オーストリアams、電動バイクや電動アシスト自転車向けデータ収集フロントエンドICを発売

自動車 ビジネス 企業動向
データ収集フロントエンドIC AS8510
データ収集フロントエンドIC AS8510 全 1 枚 拡大写真

オーストリアの半導体メーカーamsは、電流検出用シャント抵抗不要の電池管理向けデータ収集フロントエンドIC『AS8510』を発売した。

プリント基板に実装したCu配線の電圧降下を利用して電流を検出することでシャント抵抗を不要にした。新発売のIC:AS8510を使えば、シャント抵抗に要する部品コストを削減できる。電動バイクや、電動アシスト自転車などの電池管理システム(BMS:battery management systems)に好適だという。

このIC:AS8510には、データ収集チャネルが2つ備えられている。一方のチャネルは電流測定に使う。長さが10mmのプリント基板上のCu配線がセンサーとして働く。

他方のチャネルはCu配線の温度測定用で、IC内部の温度センサー、もしくは外付けの温度センサーを利用する。

外付けマイコンとの接続に向けてSPIインターフェースが装備されている。車載半導体の品質規格「AEC-Q100」に準拠する。電源電圧は+3.3V単一で動作する。消費電流は、最大サンプリング周波数で動作している際に5mA。待機時の消費電流は40μA。

パッケージは20端子SSOP。動作温度範囲は-40~+125度。1000個購入時の米国での参考単価は6.99米ドルと公表されている。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
  5. ネオレトロ戦国時代!? 新型スズキ『GSX-8T/8TT』モビショーでの公開に、「いい意味でスズキっぽくない」「まさしく温故知新」など注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る