【ジープ チェロキー 新型発表】米国でも販売好調、大変化遂げたミドルクラスSUV

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ジープ・チェロキー
ジープ・チェロキー 全 8 枚 拡大写真

フィアットクライスラージャパンは5月17日より、4代目となる新型『チェロキー』の発売を開始する。価格は379万800円から。

同社マーケティング本部プロダクトマネージャーの渡邊由紀さんによると、グローバルでのジープブランドの販売台数は非常に好調で、「2013年は73万台を超える過去最高の販売台数を記録した」と話す。

さらに、日本市場でも好調に推移しており、「2013年は5000台を記録。今年の第1四半期では1867台と、前年同期比と比較をすると56%の成長で、1800台を超える台数は、2011年の年間の販売台数に匹敵するものだ」と述べる。

その要因について渡邉さんは、ディーラー網が増えたことと、昨年7月に、コンパクトSUVのジープ『コンパス』に4WD6速ATが追加され、また、11月にはフラッグシップの『グランドチェロキー』のATが5速から8速に変更、フェイスリフトを行うなどの、モデルごとの魅力が増したことを挙げる。さらに、最も台数に貢献したモデルは『ラングラー』で、限定車効果や2012年のエンジン改良などにより、「2007年に開始した時と昨年の販売台数を比較すると、約2.5倍に増えている」と説明。これらすべての要因が重なり合った結果、販売台数増につながったとコメント。

11月に米国で本格的に販売が開始されたチェロキーに関しては、「毎月1万台を超える台数を記録。アメリカでもラングラーとグランドチェロキーが好調で、そこにさらにチェロキーが加わることで、全体の販売台数が活性化されている」という。

日本でのグランドチェロキーの販売計画は年間2000台くらいだと渡邊さん。「ジープブランドの中で25から30%くらいになるだろう。実は、先代のチェロキーは年間で300台程度の販売だった。しかし、この新型は全くの別物といっていいくらいだ。通常セールストレーニングなどでは、先代と比較をしながら説明をすることが多いが、今回はその意味がないくらいの大幅な進化なので、大いに期待している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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