【BMW M6カブリオレ 試乗】洗練された滑らかさと、豪快さと…松下宏

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【BMW M6カブリオレ 試乗】洗練された滑らかさと、豪快さと…松下宏
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BMW Mモデルの頂点に立つのが6シリーズをベースにした『M6』のクーペ/カブリオレだ。

【画像全19枚】

フロントはエンジンとブレーキに大量の空気を送り込むための大型エアインテークが目につく。リヤはデュアルツイン・エグゾーストやディフューザーが特徴だ。インテリアはMモデル専用のメーターやカーボントリム、更にカラーのヘッドアップディスプレーなどを備えている。

搭載エンジンはV型8気筒4.4リッターのツインターボ仕様で、412kW/680N・mのパワー&トルクを発生する。このエンジンは極めて強力な実力を持ち、わずか1500回転で最大トルクに達するとともに、レッドゾーンの少し手前の7000回転あたりまで、ストレスなしに一気の吹き上がりを見せる。

パワーの盛り上がりも上々で、エンジン回転の上昇に合わせて豪快に加速が伸びていく。ウェット路面だったのでアクセルワークは控えめにしたが、それでも加速感は強烈なものだった。しかも吹き上がりの滑らかさが洗練された印象につながり、単に荒々しいだけのエンジンでないのが良い点だ。

洗練された吹き上がりと言っても、加速は0-100km/hをわずか4.3秒で駆け抜けるという。これは本格的なスポーツカーの数字である。

7速のM DCTドライブロジックと呼ぶデュアルクラッチのトランスミッションは、トルク伝達を途切れさせることなく、滑らかな走りを実現する。これも洗練された加速感につながる要素だ。

試乗車にはMカーボンセラミック・ブレーキが装着されていた。カーボン製のブレーキというと、扱いにくさが指摘されることもあるが、M6カブリオレのブレーキはごく自然なフィールで、少し走らせて撮影場所に移動するまで、カーボンブレーキであることに気づかなかった。確実に良く止まるブレーキである。

試乗車の価格は1770万円で、カーボンブレーキなど合計で200万円を超えるオプションが装着されていた。パフォーマンスの高さを考えたら2000万円に近い価格も納得すべきなのだろうが、カブリオレであることも含め、相当に限定されたユーザーに向けたクルマといえる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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