米国の自動車大手、フォードモーターの大ベストセラー車、フォード『F-150』。この大型ピックアップトラックに関して、環境エンジン搭載車の累計販売台数が、50万台に到達したことが分かった。
これは5月5日、フォードモーターが明らかにしたもの。F-150の「3.5エコブースト」搭載車の累計販売台数が、50万台を達成したと発表している。
F-150はもともと、大排気量のV型8気筒ガソリンエンジンが主流だった。しかし、フォードモーターはおよそ3年前、F-150に初のエコブーストを設定。大型ピックアップトラックの分野にも、排気量を縮小するダウンサイジングの考え方を導入した。
F-150のエコブーストは、直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンをターボチャージャーで過給したユニット。最大出力は365ps/5000rpm、最大トルクは58kgm/2500rpm。最大トルクの90%は、1700‐5000rpmで引き出される特性を持つ。V8に匹敵するパワーを、V6の燃費とともに実現したのが、3.5エコブースト。
フォードモーターは、F-150の3.5エコブースト搭載車について、「これまでに5680万ガロン(2億1500万リットル)のガソリンを節約した」と説明している。