日本無線が発表した2014年3月期の連結決算は経常利益が前年同期比80.7%増の77億7200万円と大幅増益となった。
売上高は同3.8%増の1133億0600万円と増収だった。海上機器事業、通信機器事業は、造船市場が低迷したことなどにより減収となったものの、ソリューション・特機事業が好調で全体を押し上げた。
収益では増収やコスト削減効果から営業利益は同85.8%増の72億8100万円となった。純利益は、早期希望退職者募集などの事業構造改革費用を特別損失に計上したため、同75.0%減の23億1000万円となった。
今期の通期業績見通しは、売上高が同10.3%増の1250億円、営業利益が同9.9%増の80億円、経常利益が同2.9%増の80億円、純利益が同397.7%増の115億円と増収増益を予想する。