UDトラックスとボルボ、製品の共用化はあるのか…開発戦略を問う

自動車 ビジネス 企業動向
リニューアルされたクオン
リニューアルされたクオン 全 7 枚 拡大写真

8日開催されたUDトラックスによる新生クオンの発表試乗会のプレゼンテーションと質疑応答では、同社とボルボの製品戦略に関わる説明もあった。

UDトラックス・グローバルブランド シニアバイスプレジデント ロイック・メリノー氏は、ボルボとの製品の共用化などは考えているかと訊かれ、「ボルボグループでは、それぞれの企業の持つテクノロジーから最適なものを選択し、製品開発を行っている。ESCOT-Vはその好例だろう。このトランスミッションはグローバルな市場で成功している」と答えた。さらに、「国や地域によって環境基準や道路事情などに合わせるため、各国での製品開発は、グループ内の技術のうち市場やニーズに最適なものを選ぶ」とも述べた。

他にUDの技術でグローバル展開できているものはないかとの質問には「中型トラックのエンジンはEURO6にも対応可能で、環境性能がヨーロッパでも評価されている。もちろんアジアでもこのクラスのエンジンは成功している」と回答。

トラックのクラス区分や排気ガス規制などは国ごとに異なる。大陸を横断するようなトラックと恒常的な渋滞を前提にしたトラックでは、やはり完全な共通化は難しいようだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  3. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る