スズキ鈴木会長「軽が売れない=小型車が売れる、は錯覚」

自動車 ビジネス 国内マーケット
スズキ・ハスラー
スズキ・ハスラー 全 5 枚 拡大写真

スズキの鈴木修会長は5月9日に都内で開いた決算会見後、報道陣の囲み取材に応じ、国内市場について「軽自動車が売れなくなれば小型車が売れると考えている方がいるとすれば、それは錯覚、大いなる誤解だと思う」との考えを示した。

鈴木会長は「『ハスラー』はカワイイ、小さな、面白いクルマだから(良い)と20代、30代の女の子が言っている。あれが『グランド・ビターラ』みたいに大きかったら、かわいいとはならない、そういう面がある。また軽自動車が、飛躍的に性能が良くなったので、これで良いと思うようになっているのではないか」と述べた。

その上で「スポーツカーや高額車が売れている割合というのはそんなに凹んでいない。良いと思ったら買う。だから軽が売れなくなれば小型が売れるということにはならない」と指摘した。

また4月の新車販売で軽比率が45%を超えたことを引き合いに出して、「思い出すのは、軽のナンバープレートを黄色にする時に、僕らは猛反対した。『ああ、軽か』というふうにいわれてしまうから。でも今は逆に黄色にしてもらってよかった。『ああ、軽がこんなに多くなった』と思われるようになっている」と話した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る