欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは5月12日、4月のフォルクスワーゲンブランド（乗用車）の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は51万3400台。前年同月比は6.8％増と、8か月連続で前年実績を上回った。
2014年1-4月の市場別販売は、最大市場の中国（香港を含む）が、前年同期比17.5％増の92万1400台。中国を含めたアジア太平洋地域では、16.2％増の99万3400台以上を売り上げる。
一方北米は、前年同期比6.9％減の18万2700台と、引き続き減少傾向。このうち米国は、10.4％減の11万8200台にとどまった。
信用不安からの回復傾向を示している欧州は、前年同期比4.1％増の56万7800台以上。このうち、西欧（ドイツを除く）は、6.8％増の29万8400台。地元ドイツも2％増の18万4100台と、プラス基調にある。しかし、ロシアは前年同期比7.4％減の4万5800台と、減少が続く。
2014年1-4月のフォルクスワーゲンブランド（乗用車）の世界新車販売台数は、199万台と新記録。前年同期比は6.8％増だった。同社のクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「中国や欧州の販売好調により、4月も成長を遂げた。とくに新型『ゴルフ』に対する需要が根強い」と語っている。
