【JNCAP】トヨタ クラウン の高得点、決め手は歩行者保護性能

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トヨタ クラウン「アスリート ハイブリッド G」(参考画像)
トヨタ クラウン「アスリート ハイブリッド G」(参考画像) 全 5 枚 拡大写真

平成25年度(2013年度)の自動車アセスメントで最高得点となる189.7点をマークし、JNCAP大賞にも選ばれたのが、トヨタ『クラウン(アスリート/ロイヤル)』だ。前期分の試験で高得点をマーク。後期分でもそれが破られることはなかった。

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高得点を支える要因となったのは歩行者保護性能だ。クラウンは100点満点中、92.74点を獲得している。歩行者保護性能でここまでの高得点を獲得したクルマはクラウン以外には存在しない。

その高得点を獲得した理由について、クラウンの開発を担当したトヨタ自動車の製品企画本部ZS・秋山晃チーフエンジニアは「ポップアップフードの採用が大きいです」と説明する。ハイブリッド車専用の装備となるが、今回の試験車両はそのハイブリッド車だった。

バンパーに歩行者の足が衝突すると、これをバンパー内に設置してあるセンサーが検知。ボンネットを瞬時に跳ね上げて(ポップアップして)機器類との間に空間をつくる。ボンネット自体も「柔らかすぎず、硬すぎず」という、絶妙な強度をもった鋼板を採用しており、歩行者が衝突した際の衝撃を緩和する構造となっている。

「乗員保護という面でクラウンはトヨタ最高のクルマですが、今モデルでは今まで以上に歩行者保護に注力しました。その結果がファイブスターであり、JNCAP大賞につながりました」と秋山氏は語る。

《石田真一》

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