スカイマーク、機材や燃料コスト増加で最終赤字18億4500万円…2014年3月期決算

航空 企業動向

スカイマークが発表した2014年3月期連結決算は、純損益が18億4500万円の赤字に転落した。前年同期は37億7800万円の黒字だった。

同社では、ボーイング737-800型機4機と、5月31日からの営業運航を予定しているエアバスA330-300型機2機の合計6機を新たに導入し、リース期間を満了したボーイング737-800型機2機をリース会社へ返却したことで合計33機体制となった。また、路線展開は、新規需要を掘り起こすため、昨年4月に仙台空港、昨年7月に石垣空港、昨年12月に米子空港に新規就航する一方で収益性を総合的に判断して旭川空港、熊本空港発着路線を運休とした。

この結果、売上高は、LCC(格安航空会社)をはじめとする競合各社との運賃競争が激化する中、収益性の低下していた路線を廃止し、需要の見込まれる路線への架け替えを積極的に行った結果、前年同期と横ばいの859億7500万円だった。

収益では、使用航空機数の増加に伴う航空機材費の増加やエアバスA330-300型機の導入に伴う運航乗員訓練費の増加、燃料関連コストの増加などで営業損益は25億0600万円の赤字、経常損益が4億0300万円の赤字だった。

今期の通期業績見通しは、羽田空港路線など、高収益路線に強化する方針で、売上高が前年同期比21.5%増の1044億4000万円、営業利益が3億1200万円。経常利益が6億4400万円、純利益が3億5400万円を予想する。

《レスポンス編集部》

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