NTHSA、GMに35億円の罰金と監視要件を要求…リコール問題で初処罰

自動車 社会 行政
GMの本社ビル
GMの本社ビル 全 1 枚 拡大写真

米運輸省のNTHSAは、GMのリコール問題でGMに3500万ドル(約35億円)の罰金と前例のない監視要件を要求した。2つの処分に対してGMは合意。今回のリコール問題で始めての処罰が行われたことになる。

GMのリコール問題とは、イグニッションキーの点火スイッチの不具合が原因で、走行中にエンジンが停止する欠陥があるにもかかわらず、長年にわたり放置したというもの。その状態で衝突事故が起きた場合、エアバッグが展開せず、死亡事故にもつながっている。

リコールを巡る3500万ドルの罰金は法定上限額で、過去最大の金額になる。さらに、今回は、罰金に加えて前例のない監視要件が加えられた。今回のリコール問題に関して、GMの内部調査の結果へNHTSAがフルアクセスすることを認める、という内容である。

処罰に関して、米運輸省のフォックス長官は、「安全が最優先であり、今日の発表は、自動車メーカーが欠陥をすぐに報告することを要求するとともに、安全関連の欠陥に対する対処でメーカー側に瑕疵があった場合は、すべてのメーカーに責任を負わせる、ということを確認する」とコメントした。

さらに、NHTSAのデビッド・フリードマン氏は、「メーカーが欠陥を速やかに報告し、高速道路での死亡または負傷につながる可能性がある、安全関連の欠陥を是正することが公共の安全のために重要だ」とコメントした。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
  3. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  4. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  5. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  6. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  7. 【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「F1」から全4問!
  8. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  9. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
  10. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
ランキングをもっと見る