欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは5月16日、4月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、84万8500台。前年同月比は8.2%増と、引き続き前年実績を上回った。
2014年1-4月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比17%増の119万台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、15.7%増の131万台を販売する。
また北米は、前年同期比2.9%減の27万1800台と減少傾向。このうち米国は、4.9%減の18万4300台にとどまった。米国での販売の主力は、北米専用セダンの『パサート』。
また欧州は、前年同期比8%増の130万台と、信用不安を脱して、回復基調に。このうち、西欧(ドイツを除く)は、8.7%増の69万1200台を売り上げた。地元のドイツも、6%増の39万2300台と好調。
ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比4.6%増の199万台。アウディは11.7%増の56万1900台。シュコダは13%増の33万6800台。セアトは8.8%増の12万7400台を販売している。