50cc原付バイクのような車検制度のない二輪車の整備状態が問われている。故障の原因が、エンジンオイルの交換忘れなど整備不良を原因とすることが多いためだ。
そこで、JAF(日本自動車連盟)東京支部は、東京オートバイ協同組合と共催で、「安心安全!バイク無料点検キャンペーン」を、6月1日から1か月にわたって開催する。
JAFは、安全講習会やドライビングスクールを定期的に開催しているが、二輪車の無料点検を実施するのは初めての試みだ。また、個々のバイクショップ枠を超えて、多数のショップが、メーカーを問わず無料点検を展開することも珍しい。
オーナー色が濃い二輪車のショップは、購入した店でないと、気軽に依頼できない場合も少なくないが、このキャンペーンに参加するショップでは、購入店舗、メーカー、年式に関係なく期間中の無料点検を受け付ける。
点検は、エンジン、ブレーキ、タイヤ、ライトに関する10項目。
実施店を取りまとめた同組合の小藤東洋理事長は「安全に走行するための最低限の点検は、運転者ご自身で気に留めてほしい。点検後にアンケートに回答すると、JAFさんから6000円相当の松阪牛も当たるようなので、とくに車検のないバイクをお持ちの方に参加していただきたい」と、話している。
無料点検は、参加するショップをJAFの「JAF TOKYO TOP」から検索。店に予約を入れて、当日に車両を持ち込む。修理や部品交換が必要な場合の依頼は有償となる。