5月21日~23日までパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2014」で、日野自動車は、大型車用の自動手動変速機(AMT)「プロシフト12」を展示し、イ-ジードライブと低燃費を実現できると訴求した。
このプロシフト12は、3速の主変速機の前後に2速の副変速機を2台組み合わせて、12段変速を成立させている。各変速機の変速操作とクラッチ操作を自動化することで、トルコンと同等のイージードライブを実現しながら、手動変速機の低燃費を両立させることができる。
また、「SLOWスイッチ」をONにすると、微速走行がさらに容易になる。さらに、「E-COASTスイッチ」をONにすることで、アクセルOFFの慣性走行中には自動的にクラッチが切れるので、一層の低燃費運転が容易に行える。
このプロシフト12は、日野プロフィアのカーゴ・トラクターSHに設定されている。
以前からトラック業界では、手動変速機の変速操作を自動化するAMTが各種提案されてきたが、このプロシフト12は12段変速でAMTを成立させたのが新しい点だ。