【フォード エコスポーツ 試乗】ゆったりとした乗り心地とフィエスタ譲りのハンドリング…諸星陽一

試乗記 国産車
フォード・エコスポーツ
フォード・エコスポーツ 全 17 枚 拡大写真

フォード初となるBセグメントSUVが『エコスポーツ』である。エコはコンパクトカーであることを示すキーワードだ。

さて、このエコスポーツ。『フィエスタ』とプラットフォームを共有するモデルで、フォードのSUVのなかではもっとも小さく、『クーガ』よりも全長で345mm、全幅で75mm、全高で50mmコンパクトにパッケージングされている。日本に導入されるモデルは、1.5リットルのエンジンを搭載するFFで、ミッションは6速のDCT。つまり、デュアルクラッチ式のロボATだ。

このDCTはできがよく、発進時にショックや出遅れを感じることがない。スムーズでダイレクト感にあふれる動きが可能で、自然なドライビングを実現できる。

1.5リットル自然吸気のエンジンは111馬力。けっしてパワフルと呼べるスペックではないが、ミッションによるロスなどが最小限に抑えられているため、必要にして十分なパワーがアウトプットされている。さらに吸排気で独立した可変バルブタイミングを採用したことで、スムーズなレスポンスを実現。気持ちのいいアクセルワークができる。

180mmというグランドクリアランスを与えられた足まわりはゆったりとした乗り心地を実現。FFではあるものの、タイヤを選べばラフロードもそこそこいけるだろう。サスペンションストロークが長いので、ハンドリングには適度なゆるさがあるが、その根底にはフィエスタ譲りのしっかりさもある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  2. これも未来だ、メルセデスベンツ『アクトロスL』受注開始[詳細画像]
  3. 【スズキ スイフト 新型試乗】スイフトは、わがままなおねえさんを満足させてくれるのか…岩貞るみこ
  4. フェラーリの新型車、間もなく発表へ…『812スーパーファスト』後継か
  5. アウディが開発中、ハイパフォーマンスワゴン『RS5アバント』の姿とは?…4月の新型車スクープまとめ
  6. トヨタ『S-FR』の開発が再始動か?! …令和のヨタハチに注目
  7. ポルシェ、全6車種中4モデルを更新へ…2024年内に
  8. スバル、国内販売が6年ぶりにプラス 2023年
  9. 季節の変わり目にエアコンが発する悪臭の正体とは? DIYで解決!~Weeklyメンテナンス~
  10. BMW 4シリーズ グランクーペ が新フェイスに、改良新型を発表…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る