【日産 スカイライン 200GT-t 発表】4気筒導入はプレミアムセグメントの動向に合わせて

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日産 スカイライン 200GT-t
日産 スカイライン 200GT-t 全 8 枚 拡大写真

日産自動車は、6月5日より2リットルターボエンジンを搭載した、『スカイライン 200GT-t』の販売を開始する。

これまで『スカイライン』は、3.5リットルハイブリッドモデルのみの展開であったが、今回4気筒モデルを投入する理由について、同社商品企画本部日本商品企画部リージョナルプロダクトマネージャーの遠藤智実さんは、「新型スカイラインは、若干上級志向に偏っていたので、これまでのスカイラインと同様に、ラインナップに幅を持たせて販売を行いたいと考え、4気筒エンジンを投入した」と話す。

また、このエンジンは日産とダイムラーの提携関係によって採用されたもので、「ダイムラーとのアライアンスの兼ね合いで、いまの時期の投入となった」という。

遠藤さんは、「これまでのスカイラインのヘリテージを振り返ると、その時々の最高性能をずっと求め続けてきた。特に、R32以降は世界を意識してクルマ作りをしており、V35以降はアメリカにも輸出し、プレミアムセグメントで戦うクルマになった」と述べる。

そして今回は、「このヘリテージをさらに突き詰めながら、プレミアムセグメントの動向を見つつ、最新で最良のものをと考えた結果、ダウンサイジングターボに行き着いた」と遠藤さん。

「2.5リットル相当のパワーで、トルクは3.5リットル並み。しかももともとの排気量が2リットルなので燃費も良い。ターボでの過給によって、スカイラインの求めている走りの性能、そして環境性能を追求した結果、一番いい選択肢がこのエンジンだった」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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