トヨタ、リハビリ用パートナーロボットの臨床研究モデルを開発…今秋より医療機関へ導入開始

自動車 ビジネス 企業動向
歩行練習アシスト
歩行練習アシスト 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車は、2011年に発表した「介護・医療支援」領域のパートナーロボットである「歩行練習アシスト」と「バランス練習アシスト」を改良し、病気やケガなどで歩行やバランス確保が不自由な人のリハビリテーション支援を目的とした臨床研究モデルを開発した。

今回開発した臨床研究モデルは、2007年末から藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)と共同開発。2011年より医療機関の協力のもと実証実験を行い、運動学習理論に基づいたトレーニング機能の適正化や、ロボットの装着方法を簡易化するなどの改良を施し、リハビリテーション現場での使い勝手を大幅に向上させている。

トヨタは、「すべての人に移動の自由を」という考え方のもと、「歩行練習アシスト」と「バランス練習アシスト」の早期実用化を目指しており、2014年秋より臨床研究モデルをそれぞれ20拠点の医療機関に有償で提供し、今後の臨床研究に活用してもらう方針。

なお、今回開発した臨床研究モデルは、6月5日から7日まで、名古屋国際会議場で開催される「第51回日本リハビリテーション医学会学術集会」への出展を予定している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る