先日、パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2014」で、日野、三菱ふそう、いすゞ、UDトラックスの大型トラックメーカー4社は、各社ブースが集まる中央スペースに向かって、大型エンジンを展示した。
まず日野は、排気量12.913Lの「E13C
三菱ふそうが展示したのは、排気量12.808Lの「6R10」型エンジン。「X-Pulse(増圧コモンレールシステム)」による燃料噴射システム、大容量EGRクーラーと連続制御式EGRバルブ、4弁DOHC構造、高筒内化対応、VGターボチャージャーなどを搭載する。
いすゞは、排気量9.839Lの「6UZ1-TCH」型エンジンを展示した。このエンジンの特長は、超高圧コモンレールインジェクタ、ワンウェイクールドEGR、電子制御式無段階可変容量型ターボ、DPD+尿素SCRシステムの4点。
UDトラックスは、排気量10.836Lの「GH11TC」型エンジンを展示。こちらは燃料噴射圧が2400気圧の直噴式ユニットエンジェクター、バリアブル・ジオメトリー・ターボチャージャーなどが特徴だ。
各社がこのように足並みを揃えたことについて、説明員は「他社自動車メーカーは大型エンジンを扱っていないので、4社で話し合って(大型エンジンを)メインに展示することにした」と話した。