欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月28日、オーストリアで開幕した「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」において、『アマロック・パワー』を初公開した。
GTIミーティング・アット・ヴェルターゼーは、毎年恒例のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント。今年で35回目を数え、グループの各ブランドが参加し、およそ20万人が来場して盛り上がる。
5月28日に初公開されたアマロック・パワーは、フォルクスワーゲンのピックアップトラック、『アマロック』をベースにしたコンセプトカー。アマロックは2009年12月に発表。オフロード走行性能を重視して、堅牢なラダーフレームの上にボディを載せる方式を採用。駆動方式は市場の嗜好に合わせて3種類が設定され、FR、切り替え式4WD、フルタイム4WDとなる。2種類の4WDは「4モーション」を採用。
アマロック・パワーでは、「移動DJブース」をテーマに、カスタマイズを実施。シングルキャブの荷台部分には、トータル出力5000Wという迫力のサウンドシステムが搭載された。
内外装もカスタマイズ。ボディカラーは、ダイナミックグレーと呼ばれるハイグロスのマット仕上げ。ブレーキキャリパーやデカール類は、オレンジ色とした。室内は、ブラック&オレンジのナッパレザーシート、アルカンターラのステアリングホイールなどを装備している。