日本ガイシは、車載用高精度NOx(窒素酸化物)センサーの開発、実用化が高く評価され、発明協会が主催する「平成26年度全国発明表彰」の発明賞を受賞した。
全国発明表彰は、科学技術の向上および産業の発展に寄与することを目的に、優れた発明を完成した者、実施化に尽力した者、発明の指導・奨励・育成に貢献した者を表彰する制度。
NOxセンサーは、同社が世界で初めて開発、実用化した車載用NOxセンサーで、その独自性・先進性とクリーンディーゼル車の実現に大きく貢献した功績が認められた。
今回の受賞内容は、「厚膜積層型ジルコニアNOxセンサーの発明」で、受賞者は、日本ガイシの中垣邦彦氏(独NGKヨーロッパ出向)。
NOxセンサーは自動車の排気管に装着され、排ガスに含まれるNOx濃度をppm(100万分の1)レベルの高精度でリアルタイムに測定できる。排ガス中のNOx濃度を検知して、排ガス浄化装置の制御やその故障診断に使用される。