ロンドン・ヒースロー空港、中期的空港アクセス強化計画を公表

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ヒースロー空港の風景
ヒースロー空港の風景 全 4 枚 拡大写真

ロンドン・ヒースロー空港のアールズ・空港アクセス輸送機関部長は6月2日、ロンドンで開かれた「Runways UK Conference」に出席し、英国全土に成長の恩恵をもたらすとされる、中期的空港アクセス強化計画の概要を説明した。

空港公式ウェブサイトによると、空港に乗り入れている鉄道路線(ヒースロー・エクスプレス、ヒースロー・コネクト、ロンドン地下鉄・ピカデリー線)の増便と新路線の開通により、2040年には1時間あたりの座席数が1万5000席(現在は5000席)、1時間あたりの運行本数が40本(現在は18本)へ増加するとのこと。

また、英国主要都市を結ぶ新高速鉄道計画「HS2」が停車予定のオールド・オーク・コモン駅がヒースロー・エクスプレスに接続すると、ヒースロー・バーミンガム間は1時間38分、ヒースロー・リーズ間は2時間8分、ヒースロー・マンチェスター間は1時間53分の短縮が実現する。

これらの輸送計画が実現すると、2030年までに英国の人口の7割以上が3時間、1200万人は1時間以内でヒースローにアクセスできる。さらに2040年には公共交通機関でのアクセスが全体の6割(現在は4割)に達すると見込まれている。

《日下部みずき》

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