日産自動車の米国市場における主力SUV、『パスファインダー』と、そのインフィニティ版『QX60』。両車が米国市場で、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは6月3日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「日産自動車の米国法人、北米日産から、新型パスファインダーとインフィニティQX60に関するリコールの届け出を受けた」と公表している。
今回のリコールは、ホイールの不具合が原因。NHTSAによると、新型パスファインダーとインフィニティQX60の右側ホイールのナットが、正規の強さで締められていない可能性があり、最悪の場合、ナットが緩んでホイールが脱落し、事故を起こすリスクがあるという。
リコールの対象となるのは、2014年モデルのパスファインダーとインフィニティQX60の一部。米国で販売された334台が該当する。
北米日産では、対象車を保有する顧客に連絡。2014年6月下旬から、販売店で点検を行い、ホイールナットを締め直すリコール作業を行うとしている。