【ベントレー フライングスパーV8 発表】ユーザー層広げ、W12よりも売れるモデルに

自動車 ニューモデル 新型車
ベントレー・フライングスパーV8
ベントレー・フライングスパーV8 全 8 枚 拡大写真

2013年に発表した新型『フライングスパー』の追加モデルとして、ジュネーブショー14でデビューした『フライングスパーV8』には、『コンチネンタルGT』に搭載されているV8エンジンが採用された。

【画像全8枚】

「このモデルは、パワーと軽快性、そして何より、ベントレーというブランド性をもリーズナブルに両立しうる、新しいセダンの提案となっている」とは、コーンズ・モータース、ベントレー東京マーケティングマネージャーの土田裕幸氏の弁。

「フライングスパーV8投入により、このクルマにしかない彫刻的で滑らかなボディラインと、優美なクラフトマンシップ、そして、最新テクノロジーとの融合を、より多くのユーザーに体験してもらえるようになるだろう」とし、「車両価格は税込み1890万円という非常に挑戦的なもの。プレミアムセダンからさらにステップアップを望んでいる新しいユーザーに乗ってもらいたい」と新規顧客に対する期待を語る。

ベントレーモータースジャパンリージョナルマネージャーの牛尾裕幸氏は、「(フライングスパー全体で)2014年では150から160台を考えており、そのうち秋以降に納車されるV8は50台前後を想定している」という。

「来年以降ではV8の割合がW12より増えると予想し、コンチネンタルGTの時と同様に、ユーザーの裾野が広がることになると思っている」と述べる。

牛尾氏は、「現在ベントレージャパンには柱が3つあり、それは『ミュルザンヌ』、『コンチネンタルGTシリーズ』、そしてフライングスパーだ。フライングスパーが属するセダンのマーケットは非常に大きいので、そこにV8を投入することで、(台数は)とても期待でき、新規ユーザーが獲得のためにも、戦略的な値付けになっている」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  2. 初代『セリカ』が創刊号、全長20cmの1/18スケール国産名車コレクション…アシェットが2026年1月発売
  3. シトロエンの超小型EV『アミ』、サーファー向け「Rip Curl Vision」提案…バギー仕様がベース
  4. VW『ゴルフ』復権へ、Mk. 9は完全電動化! ところがエンジン搭載バージョンも?
  5. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る