物品・サービス税「効率的に導入できない」が8割 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

2015年4月1日で導入される物品・サービス税(GST)に関するUCSI大学が行なった最新の世論調査で、80%が「マレーシア政府は効率的にGSTを導入することができない」と考えていることがわかった。

同調査は25-45歳の男女700人を対象にオンラインもしくは面接形式で行なったもの。4月に行なわれたムルデカ・センターの類似の調査結果と変わっておらず、GSTが財政再建に必要であることを国民に理解してもらうための政府の努力が実っていないことを示す結果となった。

GST自体については41.7%が「他国では効果的に機能する」と判断しているが、マレーシアでは機能するよりむしろ「政府に悪用される」との意見が37.5%にも上った。また66%がGSTが「経済を改善させることはない」と回答、83%は「中・低所得者層に負担を強いる」と答えた。

「GSTを受け入れることができない」との回答は59%、「現行の売上税、サービス税制度の継続」が49%で、「GSTに変更すべき」は32%にとどまった。
また45.9%が「GST導入の影響についてわからない」と回答。「影響ある」は47%だった。
(マレーシアン・インサイダー、6月6日)

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  6. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  7. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
  8. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  9. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  10. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る