【ベントレー フライングスパーV8 発表】W12とは違う、3つのキーワード

自動車 ニューモデル 新型車
ベントレー・フライングスパーV8
ベントレー・フライングスパーV8 全 8 枚 拡大写真
ベントレー『フライングスパーV8』のキーワードは、“Modern(現代的)”、“Efficient(効率的)”、“Sophisticated(洗練された)”の3つだという。

そう話すのは、ベントレージャパン広報PRを担当するイソンミンさん。「このクラスにふさわしい快適性とクラフトマンシップ、パワフルかつ高効率の性能を備えている」

W12と比較すると、「十分な性能に加え、装備に対して割安感のある価格設定(1890万円)となっているため、新たな顧客層の獲得が期待できる。W12ほどの高性能は必要ないが、フライングスパーのスタイリングとハンドメイドによるインテリアや、高級で特別なドライビングエクスペリエンスに興味がある潜在的なユーザー層にアピールできると思う」と述べる。

コーンズ・モータース、ベントレー東京マーケティングマネージャーの土田裕幸氏はその性能について、「エンジンは、『コンチネンタルGT V8』と同じ4リットルV8ツインターボエンジンを搭載し、出力は507馬力、660Nmを発揮。0-100km加速5.2秒。そして、最高速は295km/hに達する性能を誇る」という。

また、「可変シリンダーのお蔭で840kmもの長い航続距離を持つのもこのクルマが持つグランドツアラーとしての特徴ではないだろうか」と述べ、ハイパフォーマンスと経済性が両立していることを強調する。

土田氏は、フライングスパーV8の外観上の特徴について、「クロームライン仕上げを施した8の字型のエグゾーストが新しいパワートレインの存在示し、ベントレーのウイングバッチは赤を配したV8シリーズお馴染みのデザインで、このシリーズの血統であることを表現している」と話す。そのほか、フロントではロワーグリルの中にあるウイング(横棒)がW12はクローム、V8はブラックとなる程度で、W12との違いは僅かであると語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  3. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  4. ランボルギーニ、全長30mの新型ヨット「101FT」発表…3エンジンで7600馬力
  5. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る