北海道新幹線、北斗市内の新函館駅は「新函館北斗」に

鉄道 企業動向
これまで「新函館」と仮称されてきた北海道北斗市内の北海道新幹線駅。このほど、開業時の正式な駅名が「新函館北斗」に決まった。
これまで「新函館」と仮称されてきた北海道北斗市内の北海道新幹線駅。このほど、開業時の正式な駅名が「新函館北斗」に決まった。 全 2 枚 拡大写真

2015年度末の部分開業が予定されている北海道新幹線について、JR北海道は6月11日、これまで仮称だった奥津軽駅(青森県外ヶ浜町)と新函館駅(北海道北斗市)の正式駅名を「奥津軽いまべつ(おくつがるいまべつ)」「新函館北斗(しんはこだてほくと)」に決めたと発表した。

【画像全2枚】

北海道新幹線は、本州の青森市から北海道の函館市付近や札幌市付近を経て旭川市までを結ぶ新幹線鉄道の建設線。このうち新青森~札幌間が整備新幹線として着工している。2015年度末には新青森~新函館北斗間が部分開業する予定となっており、津軽海峡をくぐる青函トンネル部は在来線と線路を共用する。

奥津軽いまべつ駅は、新幹線と在来線の線路共用区間内にある本州側の在来線駅(津軽今別駅)を取り込む形で設置する。北斗市内の新函館北斗駅は、函館市内の函館駅から17.9kmの函館本線渡島大野駅に併設される。

このほか、信号場の名称も正式に決定。本州側の在来線と新幹線の接続点となる信号場(青森県外ヶ浜町)は「新中小国(しんなかおぐに)」、在来線の旅客駅としては今年3月に廃止された知内駅に設ける信号場(北海道知内町)は「湯の里知内(ゆのさとしりうち)」とする。

新函館駅の正式駅名は、北斗市が「北斗函館」を求める一方、函館市が仮称と同じ「新函館」にすることを求め、両市の主張が対立していた。最終的には北海道が両市とJR北海道の間に入って調整する格好となり、「新函館」と「北斗」を合成した駅名となった。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  2. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. パイオニア、『プリウス』『ジムニー』『スペーシア』専用カーオーディオ取付キット3機種を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る