ルフトハンザ、新ビジネスクラスシートを公開…フルフラット構造、開発に4年

航空 企業動向
ルフトハンザドイツ航空 新ビジネスクラスシート
ルフトハンザドイツ航空 新ビジネスクラスシート 全 8 枚 拡大写真

ルフトハンザドイツ航空は6月12日、日本就航路線に3月から順次導入している新ビジネスクラスで使われているシートを都内で報道陣に公開した。全長1.98メートルのフルフラットになる構造を採用したほか、色調も青からグレーに一新したのが特徴。

ルフトハンザドイツ航空日本支社マーケティング部杉山雄介課長は、新シートについて「シートはルフトハンザ単独ではなく、お客様の声を取り入れながら開発してきたことが大きなポイント」とした上で、「開発にあたっては約4年間かけ、その間に3000名を超えるお客様のご意見を伺い、さらにそこにルフトハンザの専門家の知識を合わせる形で進めてきた」と明かす。

新シートの特徴は「完全フルフラットシートになった。全長1.98mなので背の高い人でも十分な長さになっている。座っている時や横になっている時などどのポジションであっても常に快適な状況を提供できるようになっている。また手荷物収納スペースもフットレスト下を始め、十分に確保しているほか、モニター画面は現行の10.4インチから15インチに拡大した」という。

また「以前のシートは青かったため、クールといえばクールだが、温か味に欠ける部分があった。今回は色調を完全に変えて、ファーストクラスと同じグレーを基調に茶色も使い、より温か味のある雰囲気を提供できるようにした」と述べた。

新シートは「12年5月22日にミュンヘン発ニューヨーク行きのエアバスA330-300型機から本格供用を開始した。その年に実施したお客様へのアンケートでは94%の方からシートの快適性についての評価を得た。そのうち85%の方には睡眠時のポジションで高い評価を頂いた」という。

日本路線では「14年3月から順次導入が始まっており、羽田-ミュンヘン線(使用機材A340-600型機)、中部-フランクフルト線(同A340-300型機)で8~9割の確率で新しいビジネスクラスにお乗りに頂けるようになっている。7月からはこの2路線は100%切り替わる」との見通しを示した。

杉山課長によると従来のビジネスクラスのシートは独レカロ社製だったが、新シートは米B/Eアエロスペース社製に切り替わったという。

《小松哲也》

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