【ルマン24時間 2014】アウディ R8 LMX 初披露…レーシングカー技術先行採用で約2900万円[写真蔵]

自動車 ニューモデル 新型車
アウディ R8 LMX(ルマン24時間耐久レース)
アウディ R8 LMX(ルマン24時間耐久レース) 全 30 枚 拡大写真

アウディは、14日よりフランスで開幕する「ルマン24時間耐久レース」に先駆け、ルマンサーキットで新型スポーツカー『R8 LMX』を初披露した。ルマンを戦うレーシングカー「R18 eトロン クワトロ」のために開発された「レーザーヘッドライト」を量産車として初めて装備する。

R8 LMXは、5月9日に発表、受注を開始した限定車。

特徴となるレーザーヘッドライトは、60km/h以上で作動し、走行状況に合わせ自動で照射色を人間の目にとって最適なものに変更、視認性を大幅に向上させるとともに疲労度も軽減する。また、インテリジェントカメラを利用したセンサーシステムにより歩行者などを捕捉、これを避けるような光のパターンを生成する。

R8 LMXは、570hpを発揮する5.2リットルV10エンジンを搭載。駆動方式は4WD のクワトロで、0-100km/h加速は3.4秒の俊足だ。燃費は7.75km/リットル(12.9リットル/100km)。

アウディは、レースは技術の実験場として、レーシングカーに先進技術を次々に投入、さらにそれを市販車にフィードバックするという手法を取る。直近では、アルミなどによる独自の軽量技術「アウディ・ウルトラ」などが話題となった。今回は、ルマンを戦うレーシングカーへの技術投入と市販車の発売がほぼ同時のリリースとなる。今後は、量販車への展開も予想されるが、2900万円(ドイツ基本価格21万ユーロ)を払うことができるならば、今すぐにアウディ先進の技術とルマンの世界を感じることができるだろう。

R8 LMXは99台の限定販売となる。

《宮崎壮人》

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