三菱重・シーメンス連合、仏アルストムのエネルギー事業買収で共同提案

鉄道 企業動向

三菱重工業とドイツのシーメンス社は6月16日、フランスのアルストム社に対しエネルギー・輸送事業の分野に関する「共同提案」を行ったと発表した。

両社が発表した共同提案によると、三菱重工はアルストムの蒸気・原子力タービン事業の40%、送配電機器事業の20%、水力発電システム事業の20%をそれぞれ取得し、三つの合弁事業を展開する。これに関連して31億ユーロ(約4288億円)を投じるほか、フランス・ブイグ社からアルストム株式を最大10%取得し、アルストムの「安定的長期株主」になるとしている。

一方、シーメンスはアルストムのガス発電システム事業の全てを39億ユーロ(約5395億円)で取得し、コンバインドガスサービス事業の欧州本部をフランスに設置する。さらに「欧州における鉄道機器の王者」を創出するため「あらゆる機会を活用」するとしており、鉄道事業の分野でも本格的な合弁を目指す。

アルストムはフランスの大手重電メーカー。エネルギーの分野では発電所向けのタービン製造事業を、輸送分野ではフランスの高速鉄道システム「TGV」の車両製造事業などを手がけている。エネルギー事業については米国のゼネラル・エレクトリック(GE)が買収に向けた交渉を先行させており、GEと三菱重工・シーメンス連合の駆け引きが本格化することになる。

《レスポンス編集部》

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