三菱航空機と三菱重工業は6月17日、次世代リージョナルジェット機「MRJ」飛行試験初号機の主翼と胴体を結合したと発表した。
MRJは、三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場(愛知県西春日井郡豊山町)で最終組立を行っている。同工場で翼胴結合を完了したことで、MRJは初飛行に向けて前進した。
すでに米国のスピリットからエンジンと主翼を結合するパイロンを、米国のプラット・アンド・ホイットニーから大幅な燃費低減を実現する最新鋭エンジンPure Power PW1200Gを受領している。今後、エンジンの搭載作業を進める。
MRJは2015年第2四半期に初飛行、2017年第2四半期に初号機を納入する予定。
三菱航空機は今後、世界中のパートナーとの連携を密にして開発に取り組んでいくとともに、国内の航空産業発展の一翼を担いつつ、MRJプロジェクトの成功に向けて邁進していくとしている。