日本IBMは、トヨタ自動車が発表した新テレマティクスサービス「T-Connect」を構成する「Apps」サービスの車載機の実行環境およびディベロッパー向け基盤として、IBMのソフトウェア製品「IBM Lotus Expeditor for Automotive」が採用されたと発表した。
IBMは、トヨタ自動車が推進する、車載機向けのオープンなアプリケーション実行・開発環境の構築の基盤として、「IBM Lotus Expeditor for Automotive」を提供する。
IBM Lotus Expeditor for Automotiveは、アプリケーション配信、実行環境、アプリケーションライフサイクル管理、およびプラットフォーム固有サービスを提供するミドルウェア。さらに同社は、車載機固有アプリケーションの配布・導入や実行環境とライフサイクル管理、複数アプリの同時実行制御、アプリケーション間通信などの機能を提供する。
またこれらに加えて、車載機向けアプリを開発するディベロッパーに対して、車載機環境エミュレータを含んだ統合開発環境をソフトウェア・ディベロップメント・キット(SDK)として開発。SDKの利用により、アプリケーション開発初期において、車載機のない環境でも簡単に車載機向けアプリケーションの設計・開発を進めることができる。