大規模なリコール(回収・無償修理)問題に揺れている米国の自動車最大手、GM。今度は同社の高級車ブランド、キャデラックの最新モデルが、リコールを行う。
これは6月16日、GMが明らかにしたもの。一連のリコールを受けて、不具合の洗い出しを行った結果、「キャデラック『ATS』と『CTS』をリコールする」と公表している。
今回のリコールは、ATの不具合が原因。GMによると、キャデラックATSとCTSのATのシフトケーブルが、シフトブラケットやトランスミッションブラケットから外れる可能性があり、その場合、ATのギアが動かなくなる恐れがあるという。
リコールの対象になるのは、ATSが2013-2014年モデルで6万8887台。CTSは2014年モデルで2万1863台。合計で9万0750台が、リコールに該当する。
なおGMは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。