【ニュル24時間 2014】12時間経過、スバル WRX STIがクラス首位に浮上…レクサス LFAは総合16位で奮闘中

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アウディ TT RSとデッドヒートを繰り返すスバル WRX STI
アウディ TT RSとデッドヒートを繰り返すスバル WRX STI 全 28 枚 拡大写真
日本時間の21日23時にスタートしたニュルブルクリンク24時間レースは、全体の半分にあたる12時間を経過。現在、総合トップは20号車のBMW『Z4 GT3』がつけている。

今年は序盤からコース各所でアクシデントが多発。大荒れの展開となったが、日本勢では10番手からスタートした80号車の日産 GTアカデミー・チームRJN(ニック・ハイドフェルド/アレックス・バンカム/ルーカス・オルドネス/フローリアン・ストラウス)が1周目で他車と接触。いきなりピットでの緊急作業を強いられ大きく後退してしまう。その後は粘り強く走行し総合24位まで追い上げたが、12時間を迎える直前に左フロントタイヤ付近にダメージを負い、またピットに戻ってきている。

同じチームの30号車(ミハエル・クルム/田中哲也/星野一樹/千代勝正)は、8時間を経過したあたりでアクシデントに見舞われてしまう。マシンも大きく損傷し、なんとか自力でピットに戻ってきた。ドライブしていた星野は幸い怪我がないとのことだが、修復のため総合132位まで脱落している。山内一典が乗る24号車シュルツ・モータースポーツの日産『GT-RニスモGT3』は総合20位(SP9 GT3クラス16位)を走行中だ。

GAZOO Racingは53号車レクサス『LFA CodeX』(飯田章/脇阪寿一/井口卓人)が好調。序盤にパンクの対応で順位を落としたが、安定したペースで周回を重ね、日本勢ではトップとなる総合16位(SP-PROクラス2位)を走行中。48号車『LFA』(木下隆之/石浦宏明/大嶋和也/MORIZO)も総合22位(SP8クラス1位)で順調に周回を重ね、86号車トヨタ『86』(影山正彦/佐藤久実/蒲生尚弥)も総合73位(SP3クラス1位)をキープしている。

新型WRX STIの投入で注目が集まっているスバルの118号車(吉田寿博/佐々木孝太/マルセル・ラッセー/カルロ・ヴァン・ダム)。序盤はアウディ『TT RS』の先行を許しクラス3位を走っていたが、ドライバー全員が夜間も集中して走行。11時間を過ぎたところでついに逆転し、現在は総合28位(SP3Tクラス1位)で佐々木が夜中のニュルをドライブ中だ。

またV3クラスにエントリーしていた195号車のマツダ『MX-5』は、11時間を迎える直前にクラッシュ。残念ながらリタイアとなってしまった。

現地では午前4時を過ぎ、まもなく夜明けを迎える。ゴールは現地時間22日16時(日本時間23時)の予定だ。

《吉田 知弘》

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